July 2005

July 27, 2005

素材屋にて


アサオです。

ここ最近、しょっちゅう『素材屋』に行ってる。
在京時代によく見かけた居酒屋チェーン。
最近になって大阪にも進出してきた。
安い上に個室が充実してる。
2人からでも個室利用可。

仕事中に突然、大学時代の友人(♀)からメッセンジャーで質問された。
「幸せって何?」
その晩、彼女と待ち合わせて素材屋へ行ったのがきっかけ。
実は結婚を考えている相手がいるのだが、条件が合わないとか。
今では定例会のようにそこで会合を開いている。
その彼女に先日また質問された。
「結婚のイミって何?」

最近、私の周囲は私を含め第2次結婚ラッシュを迎えている。
まさしく雨後の筍の如く、ここでもか!と驚く日が続く。
大学時代の友人と会って話してる時なんて
気持ちは未だに二十歳そこそこだというのに、
そーかぁ、もうみんなオトナなんだなぁとしみじみ思ったり。
10代の頃は競ってオトナになりたがっていたというのに、
年齢的にはもう大人なんだという現実に直面すると
やたら危機感を覚えてしまう。

人はいつからオトナになるんだろう?
年齢的に大人というのではなく、精神的に、
あるいは人格としてオトナとみなされる境界線はどこにあるんだろう?
やはり現実との向き合い方、現実問題への対処の仕方だと思う。

最近、やたら醒めた子供が多い。
彼らはたぶん現実に屈してしまった大人たちを手本としている、
いわば猿マネに過ぎない。
でもそれはもしかすると、早くオトナになりたいと夢見る彼らなりの背伸びなのかもしれない。
私が10代の頃は喫煙や飲酒がオトナへの近道だと思っていた。
時代が違えば視点も違うというものか。

ふと、カルカッタで出会ったスペイン人とカレーを食いながら議論したのを思い出した。
愛こそ真実だと力説する彼に対して私が、
愛なんて夢だ。結婚は現実なんだ。日本人の多くはそう考えてる。
と言うと、彼は驚いていた。
そんな考えを初めて聞いたという感じだった。
店を出る時、彼は暗唱するように小声でぶつぶつと繰り返していた。
Love is a dream. Marriage is the real...
なんて醒めた考えなんだろう、と自分が嫌になった。

現実に屈するんじゃなく、
現実を打破する力を持ってこそオトナと呼ばれるべきじゃないか。
子供が夢見れるオトナになりたい。
それがコドモっぽいと言うのなら、
無理にオトナになることなんかない。

結婚も、無理にすることないんじゃない?

…文中、さりげなくアピールさせてもらいました。
ホント、さりげなく。

(今日の写真:生マリリン・モンロー at バンコク/タイ
       注:♂です。)

050727

scott_street63 at 14:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0)日常 | インド

July 22, 2005

スローカット


アサオです。

「忙」という字は心を亡くすと書くんだなー、
なんてしみじみ思う今日この頃。
自信に溢れてた若かりしあの頃は何処へ行ってしまったんだろう…
なんて悲嘆に暮れてみたり。

インドに行ったGWから早や3ヶ月。
丸坊主にした頭もさすがに汚らしく伸びてきた。
なんで均一に伸びないのだろうと考えたけど、
よく考えたら骨格の形がヘンだった。

髪型にはほんと無頓着な性格なんで、
散髪はいつも\1,000-のカット専門店。
仕事の後に行くからヒゲなんて剃ってもらう必要ないし、
床屋に置いてるシャンプーってなんか臭いから
帰宅後また髪の毛洗うし、って考えると
ふつうの床屋で\3,000-ちかく払うのってすごいムダなように思えて。
だからいつも通うのは「QBハウス」。
髪切ったあとはでっかい掃除機みたいなホースで吸い込んでくれる。

ムダをなくして低コスト化。

…でも、それってホントにムダ?

HPからリンクしてる写真家・イトウアキラさんは、
デジカメよりもフィルム派らしい。
デジタルなら撮ったその場でブログやHPで公開できるのに、
フィルムが現像から上がってくる時間や、現像されたポジフィルムを見る時間…
そのタイムラグが良いのだと彼は言う。

スローライフ。スローフード。スローカメラ。

ムダを楽しむ余裕が現代人には欠落している。
ムダと決めて手間やコストを捨ててるけど、
実は大事なものまで捨ててしまっている気がする。

そう思って先日は敢えてQBハウスに行かず、ふつうの床屋に行った。
「…らっしゃい。」
ヒゲ面の毛深くゴツイ腕の寡黙なおっちゃんの店。
会話もなく、黙々と私の髪を切っていく。
静かな店内に響くハサミの擦れる音。
断続的に低く響く空調。
ヒゲを剃る音なんてもうたまんない。
ジョリ…ジョリ…ジョリ… 
ハサミのせわしなく擦れる音とは全く趣を異にする、
永遠に続くかとさえ思われる間を残しながら剃り続ける。

そんな時間を楽しみながら、思考や気持ちを整理していく。
べつに故意に整理しようとしたわけじゃない。
なんだか、自然と落ち着いていった。

スローライフ。スローフード。スローカット。
時には立ち止まる勇気がぼくらには必要なんだ。

伸ばしたいと言うのを忘れてまたバリカンで刈られてしまったのは
敢えて言わない方向で。

(今日の写真:OSAKA HIGHWAY at 阿波座/大阪)

050722

scott_street63 at 01:17|PermalinkComments(4)TrackBack(0)日常 

July 18, 2005

ゼー六


アサオです。

なんだか色々行き詰ってるみたいでして、
どうにも色々なことが後手々々に回ってしまう。
忙しいから…なんてのは言い訳に過ぎず、
きっと不規則な生活に起因するとしか思えない。
なんて分かってても直せないのも事実で。

それにしても暑い。
最近はもっぱらネクタイを締めずに出勤することが多い。
クールビズでもないからだらしないのだけれど、
取引先に行くのでもない限りノータイで外出する。

先日、商工会議所へ原産地証明を取りに行った帰りに自転車を漕いでると、
本町通り沿いにある小さな喫茶店「ゼー六」に行列ができていた。
「ゼー六」独特のアイスクリームを詰めたアイスもなか(\100-)。
客先や自社へのおみやげに買って帰る人が多く、
一度に30個注文する人がざらにいる。

「ゼー六」は創業大正2年。
もともとは和菓子屋だったらしい。
いつからアイスクリームを売り始めたのかは知らないけど、
本町通り沿いにあるあの小さな店はなんと戦前から残ってるらしく、
大阪大空襲の戦禍からも免れて2005年の今日に至るというのだからスゴい。

本来は喫茶店なのだけど、昔からアイスクリームが有名らしい。
牛乳とバニラをふんだんに使った最近のものとは違って、
どちらかと言えば水っぽいかもしれない。
牛乳やバニラがまだ贅沢品だった時代のものだからか、
あるいは、冷えて固まった牛乳の中に微細な氷が混ざるように作られているのか、
とにかく透き通ったクリアな感じで、その冷たさが脳天を直撃してくれる。
まるでカキ氷を食べたみたいな感覚。
そして香るのはバニラではなくレモン…?
蒸し暑い気分をスッキリとさせてくれる香りが鼻をくすぐってくれる。

たまたま行列が出来てないときに寄ってみた。
「1コください。」
これまた戦前から残る主人が出てきてくれた。
「はいよぉ。1コやからひゃくまんえん。」
戦前ギャグに何も言い返せなかった自分が恥ずかしかった。。。

(今日の写真:ashtray at 吉野山のカフェ/奈良)

050715

scott_street63 at 02:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常 

July 13, 2005

タイムトラベラー


アサオです。

先週、久しぶりに一人でバーなんぞにしけこみました。
午前1時。
深夜残業の末、まっすぐ家に帰る前に気分をスイッチしたくて。
会社から自宅まで徒歩7分の途中にあるバー・XAVI(シャヴィ)。
オフィス街にありながら午前2時まで開店してる。

時間が時間なだけに、客は私だけ。
静かな店内でカウンターに座り、珍しくカクテルを注文。
グラスの淵に塩を盛り付けたソルティ・ドッグ。
そー言えば大学時代に初めて知ったカクテルがこれだった。
氷を傾けたり転がしたりして戯れながら、ちびちびと飲む。
マスターがCDをかけた。
爽やかな初夏の海岸を彷彿させるラテンナンバー『イパネマの娘』。
日常からかけ離れた異質な時間に酔い始める。


物理的に移動することだけが旅ではない。
質の異なる時間を往来するのもまた旅と言えないか。
会社から200メートルと離れていなそのバーは、
明らかに日常の雑事を忘れさせてくれた。
土地を旅するのではないのなら、さしずめそれはタイムトラベル。
店内に続く階段はタイムマシン。


マスターと旅の話になった。
彼は勉強を兼ねて時々NYへ行くらしい。
人の慌しさや混雑ぶりを見ていると大阪にいるのと大差はないと言う。
それならまだLAの方が好きだとか、そんな話をしていた。
今まで行った中で何処が最も良かったかと聞かれ、少し迷った末、
ラオスだと答えた。
静かで、何もない、自分と向き合える場所。
しかしそれは、この“シャヴィ”も同じではないか。
自分だけの時間を独占できる数少ない場所。
マスターには悪いけど、この店は誰にも教えないと心に誓った。

今夜もシャヴィへ旅に出ます。


(今日の写真:店内のテレビに夢中 at ムアンシン/ラオス)

050712

scott_street63 at 10:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

July 04, 2005

アサオです。


7/3(日)
 アサオです。

 livedoorのブログに引っ越して来ました。
 やはりイマドキはブログじゃないと。yapeus!はメール送るだけという画期的な日記ツールだったものの、コミュニティとかないし。期待してた製本サービスはけっきょく企画だおれに終わったよーだし。ヤプースくんは可愛いので今でもケータイの待ち受けに設定してますが。

 しかしナンですね、そろそろ「63 Scott Street」の趣旨を見直さないとと思ってる次第なんです。
 日記の後半はなるべく意識してたんですが、やっぱ「旅」をメインとしたHPにせなあかんと思ったわけです。
 だからなるべく旅について書こうかと。

 とは言え時間はもー午前の2時半なわけなんです。
 日曜だというのにさっきまでシゴトしてたので、ついでにupしよーと思ったものの、けっきょく挨拶だけで終わってしまうという体たらく。
 明日も朝からシゴトなので、この辺で。

 次のアップは未定です。
 では、おやすみなさい。


(今日の写真:王宮前にて@バンコク/タイ)

050703

scott_street63 at 02:38|PermalinkComments(2)TrackBack(0)