October 15, 2005

地に足を着ける。


アサオです。

今さら見てる人もいないと思うんですが、忙しくしてました。
月末月始のシゴトが立て込んでたのに加えて、
新居探しやら電化製品や家具の購入やら司会役との打ち合わせやら…。
まぁなんというかその……、そーいうワケです。

そんなワケで、旅に出る口実ができました。
来年の1月末〜2月初旬にかけてアルゼンチンへ…!
マルコ!
アメデオ!
宮崎っ!!

ちょっと気になって調べたんですが、
『世界名作劇場』で放送してた『母を訪ねて三千里』(1976.1月〜12月)って、
なにげに宮崎アニメだったんですね。

そんなハナシはともかく。

高校の時から可愛がってもらってた社会科の先生から常日頃、
地に足の着いた生き方をせよと諭されてきた。
私のように、
何処の土地にも属さず、旅(移動)の最中にしか自分の生命活動の意義を
見出せない人間には、それ以上苦に思えることはない。
家庭を持つことで定位置に束縛されることが幸福なのかと問われると、
今の時点ではまだ“そうだ”とは断言できない。


17人乗りの小さなセスナ機でルアンナムターに着いた。
煩雑な用件や仕事に忙殺される日常から脱出し、
観光客も少ない小さな町で静かに過ごしたかった。
掘っ立て小屋のような空港で帰りの便のリコンファームも済ませ、
市内に向かうトゥクトゥクに乗り込む。
私とラオス人の青年との乗り合いとなった。

雨季にも関らずその日の空は抜けるように青く、
日は遮られることなく燦々と降り注いでいた。
トゥクトゥクに揺られ後方へと過ぎ去る光景の中に、
日傘代わりに色とりどりの雨傘を差し、気まぐれに回しながら歩く女たちや、
何頭もの水牛を連れてゆっくりと歩く腰の曲がった老婆、
「ハロー」「サバイディー」と声をかけては追いかけてくる無邪気な子供らの姿が飛び込んでくる。
牧歌的にゆったりと流れる時間に心が洗われるようだった。

 「韓国人?」
乗り合わせたラオス人が英語で尋ねてきた。
 「いや、日本人。」
 「いつまでルアンナムターにいるんだい?」
 「1日だけ。明日のフライトでヴィエンチャンに戻らないといけない。」
 「なんで!?短か過ぎる!」
 「仕事が待ってるからね。日本のホリデイは短いんだ。」
彼はアメリカ人のように大袈裟な身振りで同情してくれた。
 「ところで、南の方には行ったことあるかい?」
 「いや、ない。」
 「いちどチャンパーサックにも来てくれよ。いいトコロだから。」
 「あれ?キミはルアンナムターに住んでるんじゃないの!?」
 「オレはチャンパーサック出身なんだ。ヴィエンチャンでエンジニアをしている。
 今日は出張でここまで来たんだ。」
そうだ。なぜ気付かなかったのだろう。私には非日常でも、彼らにはここが日常の生活の場なのだ。


 私は何故旅をするのだろう?
 もしかすると単純に、ありもしない理想郷を夢見ているだけなんじゃないだろうか?
 地に足を着けるとは現実を直視することだとは思うが、私は単に現実逃避しているだけなんだろうか?
 
 ……旅はしばらくおあずけかなぁ。。。

(今日の写真:突き抜けるほど晴れたある日 at 青海/東京)

051014

scott_street63 at 00:48│Comments(2)TrackBack(0) | ラオス

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この記事へのコメント

1. Posted by 兎猫   October 18, 2005 23:44
おひさしぶりです
おどろいたー
アサオさん、もしかしてけっこんするんですか?!
おめでとうございまーす!!

それにしてもこの観覧車の写真
いいですね♪
2. Posted by アサオ   October 19, 2005 09:48
兎猫さん、おひさしぶり!
そーなんです。ありがとーございます。
じつはかなり前から決まってたんですが、あまりリアルをウェブに公開したくなくて、
しかしそれも現実逃避だろうと思い、公開に踏み切ってみました。

>観覧車の写真
ありがとーございます♪

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